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世界史猛特訓 第 94 号 バックナンバー配送バージョン
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もくじ
1------本文
2------カッコ抜き問題
3------一問一答
4------ご案内
5------連絡先など
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1本文
ラテン=アメリカの独立
ラテン=アメリカ諸国は、アメリカの独立とフランス革命の影響を受けた。
特に、スペインやポルトガルがナポレオンの支配下に置かれた間、本国との関
係が弱まった状態を経験し、自立意識が高まった。ナポレオンの没落後は本国
の支配が復活したが、独立運動がしだいに強まっていった。
植民時代のラテン=アメリカは、ガチュピネスと呼ばれた本国生まれの白人
と、植民地生まれの白人であるクリオーリョ、白人とインディオの混血である
メスティソ、白人と黒人の混血であるムラート、インディオ、黒人など、様々
な人種、混血が階層化した社会の中で生活していた。支配階層は白人であるガ
チュピネスとクリオーリョであった。ガチュピネスは少数の本国と結合した官
僚的支配層であり、クリオーリョは地元の地主が主で、両者は対立した。
こうしたラテン=アメリカの独立の先駆けとなったのは1804年、ハイチのフ
ランスからの独立である。ハイチの独立に際しては、黒人指導者トゥサン=
ルーヴェルチュールが指導者となって独立運動を展開した。彼は独立を目にす
る前に死亡するが、ハイチは世界初の黒人共和国として独立を成し遂げた。メ
キシコで神父イダルゴがメスティソの農民反乱を指導し、1813年にはクリオー
リョがそれを鎮圧するとともに本国からの独立を宣言した。
それ以後、在地支配層であるクリオーリョを中心として独立の動きが活発化
し、本国への抵抗が開始した。南米北部ではシモン=ボリバルが、南米南部で
はサン=マルティンが、指導者となって独立運動を展開している。
こうした独立運動に対し、メッテルニヒは干渉を企図するが、失敗する。一
方で、1822年に五国同盟を脱退したイギリスは、外務大臣カニングのもと、経
済進出を狙って独立の支援やその承認を行った。アメリカは、1823年のモン
ロー宣言で新大陸とヨーロッパの相互不干渉を掲げ、ラテン=アメリカ諸国の
独立に対して支持する姿勢をとった。モンロー主義は、その後のアメリカの基
本的原則となった。
こうした中、ラテン=アメリカ諸国は相次いで独立を達成した。独立後の諸
国は、大地主による政治の寡頭支配のために政情は不安定で、その経済はイギ
リス、アメリカに依存していた。特にイギリスの進出は著しく、コーヒーや砂
糖、バナナなどの農産物と鉱産資源の輸出に依存した経済運営となっていた。
また、地域的な相違などもあって独立後に分裂した国もあり、多くの独立国が
生まれた。
ギリシアの独立
ギリシアは、1821年に対トルコの独立戦争を開始し、1822年に独立宣言を
行った。これに対してイギリス、フランス、ロシアが支援を行い、イギリス人
詩人バイロンや、フランス人画家ドラクロワらが義勇兵として戦地に赴くな
ど、ヨーロッパを巻き込んでの戦争が展開された。
1827年、ナヴァリノ海戦でトルコが軍事的に敗北し、1829年のアドリアノー
プル条約によってロシアはトルコは単独講和して黒海北岸を割譲し、同時にギ
リシアの独立を承認した。さらに、1830年のロンドン会議ではイギリス、フラ
ンスも含め、ギリシア独立は国際的に承認された。以後、ギリシアは立憲君主
国になる。
ギリシアの独立はウィーン会議後の、ヨーロッパ初の国境変更であった。こ
れを機に東方問題が始まり、バルカン半島のトルコ支配下の諸民族が民族運動
を開始すると同時に、進出をもくろむ列強によって干渉と介入が繰り返され、
非常に不安定な地域となった。
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2カッコ抜き
ラテン=アメリカの独立
ラテン=アメリカ諸国は、アメリカの独立とフランス革命の影響を受けた。
特に、スペインやポルトガルがナポレオンの支配下に置かれた間、本国との関
係が弱まった状態を経験し、自立意識が高まった。ナポレオンの没落後は本国
の支配が復活したが、独立運動がしだいに強まっていった。
植民時代のラテン=アメリカは、ガチュピネスと呼ばれた本国生まれの白人
と、植民地生まれの白人である( 1 )、白人とインディオの混血である
( 2 )、白人と黒人の混血であるムラート、インディオ、黒人など、様々
な人種、混血が階層化した社会の中で生活していた。支配階層は白人であるガ
チュピネスとクリオーリョであった。ガチュピネスは少数の本国と結合した官
僚的支配層であり、クリオーリョは地元の地主が主で、両者は対立した。
こうしたラテン=アメリカの独立の先駆けとなったのは1804年、( 3 )
のフランスからの独立である。ハイチの独立に際しては、黒人指導者トゥサン
=ルーヴェルチュールが指導者となって独立運動を展開した。彼は独立を目に
する前に死亡するが、ハイチは世界初の黒人共和国として独立を成し遂げた。
メキシコで神父イダルゴがメスティソの農民反乱を指導し、1813年にはクリ
オーリョがそれを鎮圧するとともに本国からの独立を宣言した。
それ以後、在地支配層であるクリオーリョを中心として独立の動きが活発化
し、本国への抵抗が開始した。南米北部では( 4 )が、南米南部では
( 5 )が、指導者となって独立運動を展開している。
こうした独立運動に対し、メッテルニヒは干渉を企図するが、失敗する。一
方で、1822年に五国同盟を脱退したイギリスは、外務大臣( 6 )のもと、
経済進出を狙って独立の支援やその承認を行った。アメリカは、1823年の
( 7 )で新大陸とヨーロッパの相互不干渉を掲げ、ラテン=アメリカ諸国
の独立に対して支持する姿勢をとった。モンロー主義は、その後のアメリカの
基本的原則となった。
こうした中、ラテン=アメリカ諸国は相次いで独立を達成した。独立後の諸
国は、大地主による政治の寡頭支配のために政情は不安定で、その経済はイギ
リス、アメリカに依存していた。特にイギリスの進出は著しく、コーヒーや砂
糖、バナナなどの農産物と鉱産資源の輸出に依存した経済運営となっていた。
また、地域的な相違などもあって独立後に分裂した国もあり、多くの独立国が
生まれた。
ギリシアの独立
ギリシアは、1821年に対トルコの独立戦争を開始し、1822年に独立宣言を
行った。これに対してイギリス、フランス、ロシアが支援を行い、イギリス人
詩人バイロンや、フランス人画家ドラクロワらが義勇兵として戦地に赴くな
ど、ヨーロッパを巻き込んでの戦争が展開された。
1827年、ナヴァリノ海戦でトルコが軍事的に敗北し、1829年のアドリアノー
プル条約によってロシアはトルコは単独講和して黒海北岸を割譲し、同時にギ
リシアの独立を承認した。さらに、1830年のロンドン会議ではイギリス、フラ
ンスも含め、ギリシア独立は国際的に承認された。以後、ギリシアは立憲君主
国になる。
ギリシアの独立はウィーン会議後の、ヨーロッパ初の国境変更であった。こ
れを機に東方問題が始まり、バルカン半島のトルコ支配下の諸民族が民族運動
を開始すると同時に、進出をもくろむ列強によって干渉と介入が繰り返され、
非常に不安定な地域となった。
解答
1:クリオーリョ 2:メスティソ 3:ハイチ
4:シモン=ボリバル 5:サン=マルティン 6:カニング
7:モンロー宣言
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3一問一答
1:イギリス、フランス、ロシアが独立戦争に介入し、1830年に各国に独立が
承認された国はどこか。
解答
1:ギリシア
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