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 世界史猛特訓  第 91 号        バックナンバー配送バージョン
 
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 もくじ
 1------本文
 2------カッコ抜き問題
 3------一問一答
 4------ご案内
 5------連絡先など
 
 
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 ************************************************************* 
 1本文
 
 産業革命
 
  産業革命とは、生産用具の技術革新により道具が機械に置き換わり、工場制
 手工業が工場制機械工業へと変化する生産様式変革のことである。この変革
 は、資本主義経済体制の確立という経済的変化や、人口の都市への集中による
 急激な都市化という社会変化をもたらした。また、流通機構の変革も進んだ。
 さらに、資本家と労働者という新しい階級分化がおこり、階級間の対立が生じ
 るなど、工業化に伴って経済、社会とも従来のあり方から急激に変化した。
 
 
 イギリスの産業革命
 
  イギリスの産業革命は世界に先駆けておこった。これは、イギリス社会が先
 進的であり、産業革命への諸条件が整っていたためで、産業革命は整った条件
 の下で自然発生的に進展した。
 
  イギリスでは、17世紀の市民革命によって特権や独占が廃止され、個人の所
 有権が保障されていた。また、16世紀頃から毛織物工業を中心に問屋制手工業
 による農村工業が発展し、毛織物は重商主義下の輸出品となっていた。また、
 17世紀以後は奴隷貿易などの貿易活動によりいっそうの資本が蓄積された。
 
  また、ノーフォーク農法などの近代的農法の導入や、第二次囲い込み後の資
 本主義的農業経営で穀物が増産され、大量の食糧が供給できるようになってい
 た。その過程でジェントリ層は大地主になって借地的農業資本家になる一方、
 多くのヨーマン層は没落し、土地を喪失して農業労働者となった。しかし、農
 業労働者になれなかった大量の農民は農村から押し出され、都市に流入して労
 働者となり、産業革命時の労働力となった。
 
  さらに、イギリス国内には豊富な石炭や鉄鉱石、銅鉱石の鉱山があり、そこ
 から原料の供給は可能であったし、イギリスは広大な植民地を保有していたた
 め、大量生産した製品の市場も確保されていた。
 
  また、ピューリタンの合理主義精神があったから、人々は勤勉であり、企業
 家精神も旺盛であった。
 
 これら、私有財産制と経済活動の自由、資本の蓄積、労働力とそれを支える食
 料生産、原料、市場など、イギリスでは産業革命が進展する条件がもともとと
 とのっていたのである。
 
 
 機械の発明
 
  1760年代、最も初期の産業革命の始まりは、綿工業の分野であった。従来、
 イギリスでの主要な工業は毛織物工業であったが、17世紀後半からはインド産
 綿布(キャリコ)が流入するようになっていた。綿布の需要が増大すると、綿
 布は東インド会社の主要な輸入品となった。ところが、これが国内の毛織物工
 業を圧迫するようになり、18世紀初頭にはインド産の綿布の輸入が禁止され
 た。そこで、西インド諸島のプランテーションやアメリカから原綿を供給し、
 国内での綿布生産を行おうという動きが出た。そこでの課題が技術革新による
 大量生産で、そこから産業革命が開始したのである。
 
  1733年、ジョン=ケイが飛び杼を発明し、織布技術が向上した。織布技術の
 向上に伴い紡績技術の向上が望まれる中、1764年、ハーグリーヴズがジェニー
 紡績機を発明し、1769年にはアークライトが水力紡績機を開発した。さらに、
 1779年にはクロンプトンがミュール紡績機を開発した。一連の発明と機械の改
 良により綿糸生産量は増大し、品質も飛躍的に向上した。さらに、1785年には
 カートライトによって蒸気力を利用した力織機が発明され、織布も機械化が進
 んだ。動力源の蒸気機関も、1712年にニューコメンが開発後、1769年にはワッ
 トがこれを改良して実用化し、工場で実際に用いられるようになった。こうし
 た紡績、織布、動力の開発により、工業は手作業による小規模生産から機械に
 よる大量生産へと変貌した。
 
  綿織物の分野でおこった一連の機械化は、他の分野にも連鎖的に波及し、技
 術革新が相次いだ。機械化の波及はまずは他の繊維産業に波及し、その後、機
 械工業や鉄鋼業、鉱業などにも広がっていった。
 
 
 交通機械の発達
 
  産業革命で諸工業が発展すると、原料や製品などの大量高速輸送の必要がで
 てきた。そのため、19世紀にはいると、交通機関にも蒸気力を利用することで
 それらの名大を解決する、交通、運輸の一大革新の時代が訪れた。
 
  蒸気機関車は1804年にトレヴィシックが開発したが、1814年にスティーヴン
 ソンが改良して、1825年にストックトンとダーリントンの間での貨物輸送が実
 用化された。1830年には、マンチェスター、リヴァプール間での旅客輸送が営
 業を開始し、1830年代にはイギリスは鉄道の時代を迎える。鉄道が敷設される
 ことで鉄鋼業や機械工業は一層発展し、ヨーロッパ各国や他地域でも鉄道建設
 ブームが起こるなど、鉄道は当時の社会に多大な影響を与えた。
 
  蒸気船は、1807年にアメリカのフルトンによって思索され、ハドソン川で試
 航海が行われた。1819年にはニューヨーク、リヴァプール間で大西洋横断にも
 成功する。初期の蒸気船は外輪船であったが、後にスクリューを搭載した汽船
 が登場し、19世紀半ば以降は蒸気船の時代となった。蒸気船は世界の海を航行
 するようになり、大量輸送と時間的短縮を成し遂げて海上交通に革命をもたら
 した。
 
 
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 2カッコ抜き
 
 
 産業革命
 
  産業革命とは、生産用具の技術革新により道具が機械に置き換わり、工場制
 手工業が工場制機械工業へと変化する生産様式変革のことである。この変革
 は、資本主義経済体制の確立という経済的変化や、人口の都市への集中による
 急激な都市化という社会変化をもたらした。また、流通機構の変革も進んだ。
 さらに、資本家と労働者という新しい階級分化がおこり、階級間の対立が生じ
 るなど、工業化に伴って経済、社会とも従来のあり方から急激に変化した。
 
 
 イギリスの産業革命
 
  イギリスの産業革命は世界に先駆けておこった。これは、イギリス社会が先
 進的であり、産業革命への諸条件が整っていたためで、産業革命は整った条件
 の下で自然発生的に進展した。
 
  イギリスでは、17世紀の市民革命によって特権や独占が廃止され、個人の所
 有権が保障されていた。また、16世紀頃から( 1 )工業を中心に問屋制手
 工業による農村工業が発展し、毛織物は重商主義下の輸出品となっていた。ま
 た、17世紀以後は奴隷貿易などの貿易活動によりいっそうの資本が蓄積され
 た。
 
  また、ノーフォーク農法などの近代的農法の導入や、( 2 )後の資本主
 義的農業経営で穀物が増産され、大量の食糧が供給できるようになっていた。
 その過程でジェントリ層は大地主になって借地的農業資本家になる一方、多く
 のヨーマン層は没落し、土地を喪失して農業労働者となった。しかし、農業労
 働者になれなかった大量の農民は農村から押し出され、都市に流入して労働者
 となり、産業革命時の労働力となった。
 
  さらに、イギリス国内には豊富な石炭や鉄鉱石、銅鉱石の鉱山があり、そこ
 から原料の供給は可能であったし、イギリスは広大な植民地を保有していたた
 め、大量生産した製品の市場も確保されていた。
 
  また、ピューリタンの合理主義精神があったから、人々は勤勉であり、企業
 家精神も旺盛であった。
 
 これら、私有財産制と経済活動の自由、資本の蓄積、労働力とそれを支える食
 料生産、原料、市場など、イギリスでは産業革命が進展する条件がもともとと
 とのっていたのである。
 
 
 機械の発明
 
  1760年代、最も初期の産業革命の始まりは、綿工業の分野であった。従来、
 イギリスでの主要な工業は毛織物工業であったが、17世紀後半からはインド産
 綿布(キャリコ)が流入するようになっていた。綿布の需要が増大すると、綿
 布は東インド会社の主要な輸入品となった。ところが、これが国内の毛織物工
 業を圧迫するようになり、18世紀初頭にはインド産の綿布の輸入が禁止され
 た。そこで、西インド諸島のプランテーションやアメリカから原綿を供給し、
 国内での綿布生産を行おうという動きが出た。そこでの課題が技術革新による
 大量生産で、そこから産業革命が開始したのである。
 
  1733年、ジョン=ケイが( 3 )を発明し、織布技術が向上した。織布技
 術の向上に伴い紡績技術の向上が望まれる中、1764年、( 4 )がジェニー
 紡績機を発明し、1769年にはアークライトが( 5 )を開発した。さらに、
 1779年にはクロンプトンが( 6 )を開発した。一連の発明と機械の改良に
 より綿糸生産量は増大し、品質も飛躍的に向上した。さらに、1785年にはカー
 トライトによって蒸気力を利用した( 7 )が発明され、織布も機械化が進
 んだ。動力源の蒸気機関も、1712年にニューコメンが開発後、1769年には
 ( 8 )がこれを改良して実用化し、工場で実際に用いられるようになっ
 た。こうした紡績、織布、動力の開発により、工業は手作業による小規模生産
 から機械による大量生産へと変貌した。
 
  綿織物の分野でおこった一連の機械化は、他の分野にも連鎖的に波及し、技
 術革新が相次いだ。機械化の波及はまずは他の繊維産業に波及し、その後、機
 械工業や鉄鋼業、鉱業などにも広がっていった。
 
 
 交通機械の発達
 
  産業革命で諸工業が発展すると、原料や製品などの大量高速輸送の必要がで
 てきた。そのため、19世紀にはいると、交通機関にも蒸気力を利用することで
 それらの名大を解決する、交通、運輸の一大革新の時代が訪れた。
 
  蒸気機関車は1804年にトレヴィシックが開発したが、1814年に( 9 )が
 改良して、1825年にストックトンとダーリントンの間での貨物輸送が実用化さ
 れた。1830年には、マンチェスター、リヴァプール間での旅客輸送が営業を開
 始し、1830年代にはイギリスは鉄道の時代を迎える。鉄道が敷設されることで
 鉄鋼業や機械工業は一層発展し、ヨーロッパ各国や他地域でも鉄道建設ブーム
 が起こるなど、鉄道は当時の社会に多大な影響を与えた。
 
  蒸気船は、1807年にアメリカの( 10 )によって思索され、ハドソン川で
 試航海が行われた。1819年にはニューヨーク、リヴァプール間で大西洋横断に
 も成功する。初期の蒸気船は外輪船であったが、後にスクリューを搭載した汽
 船が登場し、19世紀半ば以降は蒸気船の時代となった。蒸気船は世界の海を航
 行するようになり、大量輸送と時間的短縮を成し遂げて海上交通に革命をもた
 らした。
 
 
 解答
 1:毛織物   2:第二次囲い込み(第二次エンクロージャー)
 3:飛び杼   4:ハーグリーヴズ   5:水力紡績機
 6:ミュール紡績機   7:力織機   8:ワット
 9:スティーヴンソン   10:フルトン
 
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 3一問一答
 
 1:飛び杼の発明者は誰か
 2:水力紡績機の発明者は誰か
 3:ミュール紡績機の発明者は誰か
 4:力織機の発明者は誰か
 5:蒸気機関車による貨物輸送の実用化が行われた区間はどこか
 6:旅客輸送が営業をはじめた区間はどこか
 
 解答
 1:ジョン=ケイ
 2:アークライト
 3:クロンプトン
 4:カートライト
 5:ストックトン・ダーリントン間
 6:マンチェスター・リヴァプール間
 
 
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 4ご案内
 
 
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