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 世界史猛特訓  第 86 号        バックナンバー配送バージョン
 
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 もくじ
 1------本文
 2------カッコ抜き問題
 3------一問一答
 4------ご案内
 5------連絡先など
 
 
 メールマガジンについての詳細情報は
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 1本文
 
 フランス革命
 
  フランス革命は、社会全体を巻き込んだ革命であった。革命の指導勢力は革
 命の進行とともに、上層階級から徐々に民衆に移動していき、最後には民衆の
 力による革命が行われた。また、その革命の影響は全ヨーロッパに波及し、各
 国で様々な運動を引き起こした。さらに、諸国を戦争に巻き込み、各国の体制
 に深刻な衝撃を与えた。
 
 
 アンシャン=レジーム
 
  アンシャン=レジーム(旧制度)とは、革命の背景となった封建的、絶対主
 義的な当時の社会制度である。当時のフランスでは、聖職者からなる第一身分
 と、貴族からなる第二身分、そして一般市民の第三身分という身分制がしかれ
 ていた。第一身分と第二身分は、官職を独占し、広大な土地の所有し、免税特
 権を持つなど、特権階級として存在していた。一方、第三身分は政治的に無権
 利であり、領主への貢納や重税の負担にあえいでいた。
 
  旧制度下においては、18世紀後半からの経済発展による貧富の差の拡大によ
 り、身分間の対立のみならず各身分内でも階層分化が進み、対立を生み出した
 。第一身分の中では、貴族出身の上級職が贅をきわめる一方で、平民出身の下
 級職は貧困や社会矛盾に直面していた。第二身分の中でも、裕福な宮廷貴族に
 対し、地方貴族は困窮化しており、不満が蓄積された。第三身分は、金融業者
 や大商人、大地主など、特権身分と結合することで富裕化した人々からなる上
 流層がいる一方で、経済発展の担い手として活躍したが、重商主義やギルド的
 規制に不満を持つ商工業者や、資本主義的な農業経営者らからなる中流層、さ
 らに、ギルドや重税に苦しむ手工業者、領主への貢納や重税に苦しむ農民らか
 らなる下流層に分化し、ここでは特に不満が凝縮された。
 
  さらに、第二身分は第三身分の経済的成長に脅威を感じ、第二身分としての
 結束を強化することで特権的地位の擁護を求めた。一方、第三身分は啓蒙思想
 やイギリスの立憲王政、アメリカ独立の成功などの影響を受け、不合理な社会
 の打破と自由な社会経済制度の樹立を標榜するようになった。
 
  このように社会不安が高まっている時期に、国家財政は破綻状態であった。
 ルイ14世時代からの度重なる戦争や宮廷の乱費、植民地の喪失で財政状況が急
 激に悪化し、ルイ16世がアメリカ独立戦争に参戦したことでいよいよ財政は破
 綻に追い込まれた。重農主義者のテュルゴーや銀行家のネッケルを財務長官に
 登用し、財政再建も図ったが、従来の方式では財政の立て直しには至らず、特
 権身分への課税も含めた制度改革を検討せざるを得なくなった。これに対して
 特権階級は三部会を召集することを要求し、自らの政治的発言権の回復と課税
 の回避を目論んだ。結局ルイ16世は175年ぶりに三部会を召集したが、この三部
 会から革命が勃発し、旧制度は崩壊した。
 
 
 国民議会
 
  1789年5月、ヴェルサイユに175年ぶりの三部会が召集された。三部会は身分
 制議会であり、第一、第二身分がそれぞれ約300議席、第三身分が約600議席を
 占めていたという。ここでは、まず最初に議決方法をめぐって特権身分と平民
 が対立した。具体的には、第一、第二身分が各議院ごとの採決による、各身分
 毎に1票を持つ身分別議決法を主張したのに対し、第三身分は全議員の個人票
 決による多数決を主張したのである。議決方法は議案の正否に直接影響するた
 めに双方とも譲らず、審議が進まなくなった。
 
  1789年6月、この状況を打破すべく、第三身分こそが真に国民の代表である
 と宣言して国民議会が成立した。国民議会は議場への入場を阻まれたため球戯
 場に集まり、憲法制定までは解散しないという球戯場(テニスコート)の誓い
 を採択した。国民議会には第一、第二身分からも同調者が出て、一度は国王も
 これを承認した。そして、国民議会は憲法制定議会と改称し、憲法の草案作り
 に着手した。
 
  しかし、国民議会を承認した国王は、宮廷貴族の圧力によって一転して武力
 弾圧の構えをとり、反動化した。同年7月12日、パンの値上げに抗議してパリ
 の民衆が蜂起し、14日には多量の武器があると言われていたバスティーユ牢獄
 を襲撃して革命が勃発した。こうした暴動は全国に波及し、封建領主に対する
 農民一揆が続発するなど混乱は深まり、一部の貴族は国外逃亡した。
 
  革命が勃発すると、三部会召集までの国王と特権身分が課税問題で対立する
 という構図が、国王と特権身分が団結して国民議会と対立するという構図に変
 化してきた。それほどまでに、革命は当時の王や特権階級に対して危機感を与
 えたのである。
 
 
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 2カッコ抜き
 
 フランス革命
 
  フランス革命は、社会全体を巻き込んだ革命であった。革命の指導勢力は革
 命の進行とともに、上層階級から徐々に民衆に移動していき、最後には民衆の
 力による革命が行われた。また、その革命の影響は全ヨーロッパに波及し、各
 国で様々な運動を引き起こした。さらに、諸国を戦争に巻き込み、各国の体制
 に深刻な衝撃を与えた。
 
 
 アンシャン=レジーム
 
  アンシャン=レジーム(旧制度)とは、革命の背景となった封建的、絶対主
 義的な当時の社会制度である。当時のフランスでは、聖職者からなる
 ( 1 )と、貴族からなる( 2 )、そして一般市民の( 3 )という
 身分制がしかれていた。第一身分と第二身分は、官職を独占し、広大な土地の
 所有し、免税特権を持つなど、特権階級として存在していた。一方、第三身分
 は政治的に無権利であり、領主への貢納や重税の負担にあえいでいた。
 
  旧制度下においては、18世紀後半からの経済発展による貧富の差の拡大によ
 り、身分間の対立のみならず各身分内でも階層分化が進み、対立を生み出した
 。第一身分の中では、貴族出身の上級職が贅をきわめる一方で、平民出身の下
 級職は貧困や社会矛盾に直面していた。第二身分の中でも、裕福な宮廷貴族に
 対し、地方貴族は困窮化しており、不満が蓄積された。第三身分は、金融業者
 や大商人、大地主など、特権身分と結合することで富裕化した人々からなる上
 流層がいる一方で、経済発展の担い手として活躍したが、重商主義やギルド的
 規制に不満を持つ商工業者や、資本主義的な農業経営者らからなる中流層、さ
 らに、ギルドや重税に苦しむ手工業者、領主への貢納や重税に苦しむ農民らか
 らなる下流層に分化し、ここでは特に不満が凝縮された。
 
  さらに、第二身分は第三身分の経済的成長に脅威を感じ、第二身分としての
 結束を強化することで特権的地位の擁護を求めた。一方、第三身分は
 ( 4 )思想やイギリスの立憲王政、アメリカ独立の成功などの影響を受け
 、不合理な社会の打破と自由な社会経済制度の樹立を標榜するようになった。
 
  このように社会不安が高まっている時期に、国家財政は破綻状態であった。
 ルイ14世時代からの度重なる戦争や宮廷の乱費、植民地の喪失で財政状況が急
 激に悪化し、( 5 )がアメリカ独立戦争に参戦したことでいよいよ財政は
 破綻に追い込まれた。重農主義者の( 6 )や銀行家の( 7 )を財務長
 官に登用し、財政再建も図ったが、従来の方式では財政の立て直しには至らず
 、特権身分への課税も含めた制度改革を検討せざるを得なくなった。これに対
 して特権階級は( 8 )を召集することを要求し、自らの政治的発言権の回
 復と課税の回避を目論んだ。結局ルイ16世は175年ぶりに三部会を召集したが、
 この三部会から革命が勃発し、旧制度は崩壊した。
 
 
 国民議会
 
  1789年5月、ヴェルサイユに175年ぶりの三部会が召集された。三部会は身分
 制議会であり、第一、第二身分がそれぞれ約300議席、第三身分が約600議席を
 占めていたという。ここでは、まず最初に議決方法をめぐって特権身分と平民
 が対立した。具体的には、第一、第二身分が各議院ごとの採決による、各身分
 毎に1票を持つ身分別議決法を主張したのに対し、第三身分は全議員の個人票
 決による多数決を主張したのである。議決方法は議案の正否に直接影響するた
 めに双方とも譲らず、審議が進まなくなった。
 
  1789年6月、この状況を打破すべく、第三身分こそが真に国民の代表である
 と宣言して( 9 )が成立した。国民議会は議場への入場を阻まれたため球
 戯場に集まり、憲法制定までは解散しないという( 10 )を採択した。国民
 議会には第一、第二身分からも同調者が出て、一度は国王もこれを承認した。
 そして、国民議会は( 11 )と改称し、憲法の草案作りに着手した。
 
  しかし、国民議会を承認した国王は、宮廷貴族の圧力によって一転して武力
 弾圧の構えをとり、反動化した。同年7月12日、パンの値上げに抗議してパリ
 の民衆が蜂起し、14日には多量の武器があると言われていた( 12 )牢獄を
 襲撃して革命が勃発した。こうした暴動は全国に波及し、封建領主に対する農
 民一揆が続発するなど混乱は深まり、一部の貴族は国外逃亡した。
 
  革命が勃発すると、三部会召集までの国王と特権身分が課税問題で対立する
 という構図が、国王と特権身分が団結して国民議会と対立するという構図に変
 化してきた。それほどまでに、革命は当時の王や特権階級に対して危機感を与
 えたのである。
 
 
 
 解答
 1:第一身分   2:第二身分   3:第三身分   4:啓蒙
 5:ルイ16世   6:テュルゴー   7:ネッケル   8:三部会
 9:国民議会   10:球戯場(テニスコート)の誓い
 11:憲法制定議会   12:バスティーユ
 
 
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 3一問一答
 
 1:フランス革命以前の、フランスの政治、社会体制を何というか。
 2:パンフレット『第三身分とは何か』の著者は誰か。
 3:ルイ16世は三部会を召集する前に、最後に召集した王は誰か。
 
 
 解答
 1:アンシャン=レジーム(旧制度)
 2:(アベ=)シェイエス
 3:ルイ13世
 
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 4ご案内
 
 
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