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 世界史猛特訓  第 74 号        バックナンバー配送バージョン
 
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 もくじ
 1------本文
 2------カッコ抜き問題
 3------一問一答
 4------ご案内
 5------連絡先など
 
 
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 1本文
 
 哲学
 
  哲学では、物事をいかにして知るかという認識の問題が議論された。イギリ
 ス経験論と大陸合理論の2つがこの答えとして考案され、最終的にはカントに
 よってその2つが統合されるに至った。
 
  イギリス合理論は、認識の根拠を経験にあるとし、経験から方法を導く帰納
 法を唱えた。エリザベス1世に仕えた役人でもあるフランシス=ベーコンはイ
 ギリス経験論の祖と言われ、主著「ノブム=オルガヌム(新機関)」で経験の
 大切さを説き、「知は力なり」という言葉を残している。彼に続いたロックは
 経験論を確立し、経験が認識の全てであると唱えた。それによれば、人間は生
 まれたときは白紙であり、全ての認識は経験から生まれるという。
 
  しかし、ある1つのものに対する認識が経験によって偏ってしまう以上、全
 ての認識が経験によるということには問題があるとして、経験が全てとする考
 え方に疑問を投げかける動きも出た。こうした考え方の提唱者が、ヒュームで
 あった。
 
  フランシス=ベーコンにやや遅れて、フランスではデカルトが学問を再構成
 する原理や出発点は理性にあるとし、学問の方法は数学的な論理推論によるべ
 きだとの考えを示した。彼は人間の存在は理性によって示されるとし、「我思
 うゆえに、我あり」との言葉も残している。論理を認識の根拠とする考え方を
 演繹法といい、大陸合理論の主軸を形成してていった。
 
  帰納法や演繹法という近代的思考の確立に加え、科学の発達もあって、それ
 らとキリスト教との関係も問題となった。これに対し、デカルトは科学と宗教
 を全く別個のものとして分離したし、ニュートンは神を否定はしなかったが、
 しだいに科学と宗教は離れていった。
 
  この問題は様々に論議された。オランダのスピノザは、世界は神そのもので
 あるという汎神論を提唱したし、ドイツのライプニッツは世界・人間の構成要
 素として神の創造による単子が存在するという単子論を展開した。一方で、フ
 ランスのパスカルは神の存在の真理性は理性によって把握され得ないとした。
 
 
 科学
 
  近世には自然科学も発達を遂げた。物理分野では、ホイヘンス、ニュート
 ン、ボイル、フランクリン、ヴォルタらがそれまで知られていなかった事象を
 発見した。オランダのホイヘンスは、振り子の研究や光の波動説を提唱した。
 主著「プリンキピア」で知られるイギリスのニュートンは、近代物理学の基礎
 を確立し、「光のスペクトル分析」「万有引力の法則」「微積分法」の三大発
 明を生み出した。イギリスのボイルは「ボイルの法則」を発見して気体力学の
 土台を構築し、近代化学の父とよばれる。フランクリンはアメリカの政治家と
 しても著名で、雷の研究から避雷針を発明した。イタリアのヴォルタは電池の
 発明者である。
 
  化学の分野では、ボイルの法則とともにフランスのラヴォアジエが発見した
 燃焼の理論や「質量保存の法則」などが近現代化学の大きな基礎となってい
 る。
 
  生物学の分野では、スウェーデンのリンネが動植物の分類学を確立したほ
 か、フランスのラマルクが生物進化論を主張するなど、より現在に近い学問と
 しての生物学が確立しつつあった。
 
  医学の分野ではイギリスのジェンナーが「種痘法」を完成し、人工免疫法の
 分野を開拓した。彼は牛の天然痘を人間に植え付けることで、人間の天然痘を
 防止できることを発見し、近代予防医学の先駆をなした。また、イギリスの
 ハーヴェーは血液循環の原理を実証した。
 
  数学分野ではフランスのデカルトが解析幾何学という幾何学の一分野を創始
 するのに貢献し、ドイツのパスカルは「パスカルの法則」や確率論の発展に貢
 献した。また、ライプニッツは微積分法を開発した。
 
 
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 2カッコ抜き
 
 哲学
 
  哲学では、物事をいかにして知るかという認識の問題が議論された。イギリ
 ス( 1 )論と大陸合理論の2つがこの答えとして考案され、最終的にはカ
 ントによってその2つが統合されるに至った。
 
  イギリス合理論は、認識の根拠を経験にあるとし、経験から方法を導く帰納
 法を唱えた。エリザベス1世に仕えた役人でもある( 2 )はイギリス経験
 論の祖と言われ、主著「ノブム=オルガヌム(新機関)」で経験の大切さを説
 き、「知は力なり」という言葉を残している。彼に続いたロックは経験論を確
 立し、経験が認識の全てであると唱えた。それによれば、人間は生まれたとき
 は白紙であり、全ての認識は経験から生まれるという。
 
  しかし、ある1つのものに対する認識が経験によって偏ってしまう以上、全
 ての認識が経験によるということには問題があるとして、経験が全てとする考
 え方に疑問を投げかける動きも出た。こうした考え方の提唱者が、ヒュームで
 あった。
 
  フランシス=ベーコンにやや遅れて、フランスではデカルトが学問を再構成
 する原理や出発点は理性にあるとし、学問の方法は数学的な論理推論によるべ
 きだとの考えを示した。彼は人間の存在は理性によって示されるとし、「我思
 うゆえに、我あり」との言葉も残している。論理を認識の根拠とする考え方を
 ( 3 )法といい、大陸合理論の主軸を形成してていった。
 
  帰納法や( 3 )法という近代的思考の確立に加え、科学の発達もあっ
 て、それらとキリスト教との関係も問題となった。これに対し、デカルトは科
 学と宗教を全く別個のものとして分離したし、ニュートンは神を否定はしなか
 ったが、しだいに科学と宗教は離れていった。
 
  この問題は様々に論議された。オランダのスピノザは、世界は神そのもので
 あるという汎神論を提唱したし、ドイツのライプニッツは世界・人間の構成要
 素として神の創造による単子が存在するという単子論を展開した。一方で、フ
 ランスのパスカルは神の存在の真理性は理性によって把握され得ないとした。
 
 
 科学
 
  近世には自然科学も発達を遂げた。物理分野では、ホイヘンス、ニュート
 ン、ボイル、フランクリン、ヴォルタらがそれまで知られていなかった事象を
 発見した。オランダのホイヘンスは、振り子の研究や光の波動説を提唱した。
 主著「プリンキピア」で知られるイギリスの( 4 )は、近代物理学の基礎
 を確立し、「光のスペクトル分析」「万有引力の法則」「微積分法」の三大発
 明を生み出した。イギリスのボイルは「ボイルの法則」を発見して気体力学の
 土台を構築し、近代化学の父とよばれる。フランクリンはアメリカの政治家と
 しても著名で、雷の研究から避雷針を発明した。イタリアのヴォルタは電池の
 発明者である。
 
  化学の分野では、ボイルの法則とともにフランスのラヴォアジエが発見した
 燃焼の理論や「質量保存の法則」などが近現代化学の大きな基礎となってい
 る。
 
  生物学の分野では、スウェーデンの( 5 )が動植物の分類学を確立した
 ほか、フランスのラマルクが生物進化論を主張するなど、より現在に近い学問
 としての生物学が確立しつつあった。
 
  医学の分野ではイギリスの( 6 )が「種痘法」を完成し、人工免疫法の
 分野を開拓した。彼は牛の天然痘を人間に植え付けることで、人間の天然痘を
 防止できることを発見し、近代予防医学の先駆をなした。また、イギリスの
 ( 7 )は血液循環の原理を実証した。
 
  数学分野ではフランスのデカルトが解析幾何学という幾何学の一分野を創始
 するのに貢献し、ドイツのパスカルは「パスカルの法則」や確率論の発展に貢
 献した。また、ライプニッツは微積分法を開発した。
 
 
 解答
 1:経験   2:フランシス=ベーコン   3:演繹
 4:ニュートン   5:リンネ   6:ジェンナー   7:ハーヴェー
 
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 3一問一答
 
 1:イギリス経験論による思考方法を何法というか
 2:ジェンナーが発明した天然痘の予防方法を何というか
 3:ニュートンが発見した科学法則は何か
 4:「質量保存の法則」を発見したのはだれか
 
 解答
 1:帰納法
 2:種痘法
 3:万有引力の法則
 4:ラヴォアジエ
 
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