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世界史猛特訓 第 73 号 バックナンバー配送バージョン
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もくじ
1------本文
2------カッコ抜き問題
3------一問一答
4------ご案内
5------連絡先など
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1本文
17・18世紀のヨーロッパ文化
絶対主義時代の文化は、王侯貴族の宮廷生活と深い関わりを持っていた。君
主の威光を誇示するために豪華絢爛な様式が花ひらき、宮廷文化があらゆる文
化の模範となった。また、急速に成長する市民階級は、しだいに市民的な文化
や思想を創造するようになった。
特に、フランスやスペインでは、バロック式とよばれる豪華で壮大な様式が
全盛を迎えた。宮廷絵画では、アンリ4世に仕えたルーベンスがバロック美術
の第一人者とされる。彼は、「マリーの戴冠」などのマリ=ドゥ=メディシス
(アンリ4世の后)に関する連作で特に有名である。ルーベンスの弟子でイギ
リス王室チャールズ1世に仕えたファン=ダイクは「狩猟服のチャールズ1世」
などの作品を残している。スペイン王室フェリペ4世に仕えたベラスケスは
「宮廷の侍女たち」などの作品を残している。この3人はいずれも宮廷に仕
え、専属の画家として当時の宮廷生活を描いた。
一方、独自の画風を持つ画家達もあらわれた。ギリシア出身のエル=グレコ
は、トレドで創作活動を行い、「トレドの風景」や「オルガス伯の埋葬」とい
った独創的な作品を残している。オランダで活動したレンブラントは、光と陰
を強調した集団的肖像画で知られており、「夜警」などの市民の日常生活を描
写した作品を多く描いた。スペインのムリーリョは反宗教改革期の民衆の信仰
心を示す宗教画を多く残し、「聖母子」や「乞食の少年」などの作品がある。
音楽は、宮廷音楽や教会音楽を中心として発展した。ヴェネツィアを中心に
活躍したヴィバルディや、音楽の父と呼ばれ「ブランデンブルク協奏曲」など
多数の楽曲を残したバッハ、ハノーヴァー朝選帝侯ジョージに仕えてイギリス
へ渡り、「水上の音楽」「宮廷の花火の音楽」等を書いたヘンデルなど、現在
でもその名をよく知られている。
建築分野では、ルイ14世が造営したヴェルサイユ宮殿が最も有名である。ヴ
ェルサイユ宮殿の設計はマンサールとル=ブランによっておこなわれ、庭園は
ル=ノートルによって造営された。ヴェルサイユ宮殿の鏡の間は後の国際会議
でもよく使われ、豪華絢爛な当時の文化を忍ばせるにふさわしい造りとなって
いる。
一方、時代が下ると繊細優雅なロココ式がもてはやされた。プロイセンのフ
リードリヒ2世が造営したポツダムのサン=スーシ宮殿は、ロココ式建築とし
て有名である。また、ハプスブルク家の宮殿であるシェーンブルク宮殿もロコ
コ式である。
ロココ式の絵画では、ワトー(ヴァトー)を挙げることができる。彼はフラ
ンスのロココ絵画を代表する画家で、「シテール島への船出」や「ピエロ」な
どの作品を残している。
一方文学では、国ごとに国民性があらわれた。イギリスでは、ロビンソン=
クルーソーなどの市民の視点を取り入れた作品が出されていった一方、フラン
スではモリエールらが古典主義的な戯曲を多く出している。これは英仏の政治
体制の違いを反映してのことと考えられる。
まず、イギリスではクロムウェルの外交秘書を務めたミルトンが「失楽園」
などの叙事詩を残している。また、クロムウェル率いる議会派軍に従軍したバ
ンヤンは「天路歴程」を著した。18世紀、ブルジョワが成長してくると、ブル
ジョワの感情や倫理を表現する文学形式が定着し、対外発展と活躍する市民を
背景としたも作品が多く出た。デフォーは当時の新興中産階級の精神を背景と
したロビンソン=クルーソーを記している。また、スウィフトは「ガリヴァー
旅行記」を記し、当時の人間や社会に対して徹底した風刺を行った。
一方フランスでは、ルイ14世時代に古典主義戯曲が全盛を迎えた。コルネイ
ユやラシーヌといった悲劇作家や、「守銭奴」「人間嫌い」等で知られるモリ
エールら喜劇作家などが活躍した。それより少し前、ルイ13世の宰相リシュリ
ューはフランス学士院を創設してフランス語の統一と洗練を目指し、その結果
としてヨーロッパの上流社会にフランス語が普及していった。フランスの文化
は、絶対王政のもとで発展した。
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2カッコ抜き
17・18世紀のヨーロッパ文化
絶対主義時代の文化は、王侯貴族の宮廷生活と深い関わりを持っていた。君
主の威光を誇示するために豪華絢爛な様式が花ひらき、宮廷文化があらゆる文
化の模範となった。また、急速に成長する市民階級は、しだいに市民的な文化
や思想を創造するようになった。
特に、フランスやスペインでは、( 1 )式とよばれる豪華で壮大な様式
が全盛を迎えた。宮廷絵画では、アンリ4世に仕えた( 2 )がバロック美
術の第一人者とされる。彼は、「マリーの戴冠」などのマリ=ドゥ=メディシ
ス(アンリ4世の后)に関する連作で特に有名である。ルーベンスの弟子でイ
ギリス王室チャールズ1世に仕えた( 3 )は「狩猟服のチャールズ1世」
などの作品を残している。スペイン王室フェリペ4世に仕えた( 4 )は
「宮廷の侍女たち」などの作品を残している。この3人はいずれも宮廷に仕
え、専属の画家として当時の宮廷生活を描いた。
一方、独自の画風を持つ画家達もあらわれた。ギリシア出身の( 5 )
は、トレドで創作活動を行い、「トレドの風景」や「オルガス伯の埋葬」とい
った独創的な作品を残している。オランダで活動した( 6 )は、光と陰を
強調した集団的肖像画で知られており、「夜警」などの市民の日常生活を描写
した作品を多く描いた。スペインのムリーリョは反宗教改革期の民衆の信仰心
を示す宗教画を多く残し、「聖母子」や「乞食の少年」などの作品がある。
音楽は、宮廷音楽や教会音楽を中心として発展した。ヴェネツィアを中心に
活躍したヴィバルディや、音楽の父と呼ばれ「ブランデンブルク協奏曲」など
多数の楽曲を残した( 7 )、ハノーヴァー朝選帝侯ジョージに仕えてイギ
リスへ渡り、「水上の音楽」「宮廷の花火の音楽」等を書いたヘンデルなど、
現在でもその名をよく知られている。
建築分野では、ルイ14世が造営した( 8 )宮殿が最も有名である。ヴェ
ルサイユ宮殿の設計はマンサールとル=ブランによっておこなわれ、庭園はル
=ノートルによって造営された。( 8 )宮殿の鏡の間は後の国際会議でも
よく使われ、豪華絢爛な当時の文化を忍ばせるにふさわしい造りとなってい
る。
一方、時代が下ると繊細優雅な( 9 )式がもてはやされた。プロイセン
のフリードリヒ2世が造営したポツダムのサン=スーシ宮殿は、ロココ式建築
として有名である。また、ハプスブルク家の宮殿であるシェーンブルク宮殿も
ロココ式である。
ロココ式の絵画では、ワトー(ヴァトー)を挙げることができる。彼はフラ
ンスのロココ絵画を代表する画家で、「シテール島への船出」や「ピエロ」な
どの作品を残している。
一方文学では、国ごとに国民性があらわれた。イギリスでは、ロビンソン=
クルーソーなどの市民の視点を取り入れた作品が出されていった一方、フラン
スではモリエールらが古典主義的な戯曲を多く出している。これは英仏の政治
体制の違いを反映してのことと考えられる。
まず、イギリスではクロムウェルの外交秘書を務めたミルトンが「失楽園」
などの叙事詩を残している。また、クロムウェル率いる議会派軍に従軍したバ
ンヤンは「天路歴程」を著した。18世紀、ブルジョワが成長してくると、ブル
ジョワの感情や倫理を表現する文学形式が定着し、対外発展と活躍する市民を
背景としたも作品が多く出た。( 10 )は当時の新興中産階級の精神を背景
としたロビンソン=クルーソーを記している。また、スウィフトは
「( 11 )」を記し、当時の人間や社会に対して徹底した風刺を行った。
一方フランスでは、ルイ14世時代に古典主義戯曲が全盛を迎えた。コルネイ
ユやラシーヌといった悲劇作家や、「守銭奴」「人間嫌い」等で知られるモリ
エールら喜劇作家などが活躍した。それより少し前、ルイ13世の宰相( 12 )
はフランス学士院を創設してフランス語の統一と洗練を目指し、その結果とし
てヨーロッパの上流社会にフランス語が普及していった。フランスの文化は、
絶対王政のもとで発展した。
解答
1:バロック 2:ルーベンス 3:ファン=ダイク
4:ベラスケス 5:エル=グレコ 6:レンブラント
7:バッハ 8:ヴェルサイユ 9:ロココ 10:デフォー
11:ガリヴァー旅行記 12:リシュリュー
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3一問一答
1:ルーベンスの使えた王朝は何朝か
2:ヴェルサイユ宮殿で、後の国際会議等によく使われた部屋は何か
3:フリードリヒ2世が造営したロココ式宮殿は何というか
4:ミルトンの主著は何か
5:ガリヴァー旅行記の著者は誰か
解答
1:ブルボン朝
2:鏡の間
3:サンスーシ宮殿
4:失楽園
5:スウィフト
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