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世界史猛特訓 第 128 号 バックナンバー配送バージョン
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もくじ
1------本文
2------カッコ抜き問題
3------一問一答
4------ご案内
5------連絡先など
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1本文
日本
1923年の関東大震災で大打撃を受けた日本は、その前後から貿易不振に苦し
み、1927年には金融恐慌が起こって企業倒産が相次いだ。この時の大蔵大臣で
あった高橋是清は経済の建て直しに尽力したが、1929年に世界恐慌が波及して
くるといよいよ経済混乱は深刻化し、国民の生活は困窮した。こうした難局に
対して政治は有効な対策をうてず、政党間抗争に終始したために信頼を失っ
た。
この時期の日本は、イギリスやアメリカと協調しつつ中国東北地方での権益
拡大を目指していた。このため、1927年の山東出兵で北伐を牽制したり、1928
年に張作霖を爆殺したりした。しかし、中国東北部では張作霖のあとを継いだ
張学良は国民党と提携して日本勢力の排除に動き、アメリカの支援を受けて中
国東北地方での鉄道建設を進めたため、関東軍(満州駐留の日本軍)との緊張
が高まった。
こうしたなか、中国東北地方での勢力圏を確保したかった日本は満州の軍事
占領を企てた。1931年9月、関東軍は南満州鉄道を爆破して柳条湖事件を起こ
し、これを張学良の仕業として軍事行動を起こした。犬養内閣は事態を拡大し
ないとの方針を示したが、関東軍は東北地方の要地を占領していった。この行
動に対して国際的非難が強まり、中国政府が国際連盟に提訴したことから、リ
ットン調査団が派遣された。これに対して日本は、1932年1月に邦人保護を口
実とした上海事件を起こして世界の関心を東北地方からそらそうとし、同年
3月に満州国を建国して東北地方の支配を既成事実化しようとした。満州国は
溥儀を執政として擁立したが、その実質は日本の傀儡政権であり、日本の経済
ブロックとなった。10月、リットン報告書が提出され、その中で満州での日本
軍の行動は侵略であるとし、満州国の国際連盟管理を求めた。1933年3月、国
際連盟はリットン報告書を採択するが、日本はこれに反対して国際連盟を脱退
した。
満州国建国直後の1932年5月15日、海軍青年将校らがクーデターを企てて
五・一五事件を起こすが、未遂に終わった。しかし、以後日本では軍部や右翼
勢力が発言力をました。1933年1月、日本軍は熱河を占領して、満州国に編入
した。国際連盟を脱退した日本は、1934年に海軍軍縮条約であるワシントン条
約とロンドン条約を破棄し、軍備拡大を開始した。これによってワシントン体
制は崩壊し、一連の動きによって日本の孤立化は決定的となった。
こうしたなかで、日本は大陸侵略をいっそう強め、1935年に内モンゴルと華
北に侵攻を開始して、侵略地域には傀儡政権をたてて名目上の政府とした。
1936年2月、陸軍青年将校がクーデターを企てて未遂となった二・二六事件が
起こり、この後、政党政治が崩壊して軍部による支配が強まった。
日本による侵略が続いた中国では、国民党政権が抗日よりも討共に力をいれ
ていたため、内戦が継続した。国民政府は貨幣の統一などを通じて支配を固め
つつあった。1934年、共産党は瑞金を放棄して新たな根拠地を求めて長征を開
始した。1935年1月の遵義会議で毛沢東が党の主導権を確立し、彼は北上抗日
を目標として移動を続けた。1935年8月、共産党はコミンテルン大会の決定に
従って八・一宣言を発し、抗日民族統一戦線の結成を呼びかけたが、この段階
では蒋介石はこれを無視した。1936年10月、共産党は延安を根拠地化して長征
を終え、ここを中心に活動を開始した。
日本の侵略に対し、1935年12月に北京の大学生が傀儡政権樹立に反対して一
二・九運動を起こし、これが全国に波及して抗日を求める声が強まった。蒋介
石は相変わらずこれを無視しつづけたが、1936年12月、張学良や楊虎城らが西
安を訪れていた蒋介石を監禁し、蒋介石に内戦の停止と抗日を迫る西安事件が
起こった。共産党の周恩来が仲介役となって事件は解決し、蒋介石は統一戦線
の樹立を約束した。1937年7月、日中戦争が勃発すると1937年9月に第二次国
共合作が成立して、抗日民族統一戦線が結成された。
華北に侵略していた日本軍は、1937年7月の盧溝橋事件で日中両軍が衝突し
たのをきっかけに、近衛内閣の事態不拡大方針にもかかわらず、宣戦布告のな
いまま全面戦争へと突入した。当初日本は快進撃を続け、その途上で南京大虐
殺といった事件を起こして非難をあびつつ、華北全域と沿岸主要都市を占領し
た。しかし、奥地に移動した中国政府はイギリス・アメリカ・ソ連の支援を受
けて徹底抗戦を継続し、共産党もその拠点である農村地域や山岳地域でゲリラ
戦を展開したため、戦局は泥沼化した。このため戦争は長期化して消耗戦と
なったが、日本軍の占領支配は広い中国のなかで領域支配にはほど遠く、軍需
物資の不足と補給が課題となった。物資不足を解消するべく、日本は後に南進
政策を展開した。1940年、日本は南京に傀儡政権である汪兆銘政権を成立させ
たが、中国国民の支持を得ることはなかった。
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2カッコ抜き
日本
1923年の関東大震災で大打撃を受けた日本は、その前後から貿易不振に苦し
み、1927年には金融恐慌が起こって企業倒産が相次いだ。この時の大蔵大臣で
あった高橋是清は経済の建て直しに尽力したが、1929年に世界恐慌が波及して
くるといよいよ経済混乱は深刻化し、国民の生活は困窮した。こうした難局に
対して政治は有効な対策をうてず、政党間抗争に終始したために信頼を失っ
た。
この時期の日本は、イギリスやアメリカと協調しつつ中国東北地方での権益
拡大を目指していた。このため、1927年の山東出兵で北伐を牽制したり、1928
年に( 1 )を爆殺したりした。しかし、中国東北部では( 1 )のあと
を継いだ( 2 )は国民党と提携して日本勢力の排除に動き、アメリカの支
援を受けて中国東北地方での鉄道建設を進めたため、関東軍(満州駐留の日本
軍)との緊張が高まった。
こうしたなか、中国東北地方での勢力圏を確保したかった日本は満州の軍事
占領を企てた。1931年9月、関東軍は南満州鉄道を爆破して( 3 )事件を
起こし、これを張学良の仕業として軍事行動を起こした。犬養内閣は事態を拡
大しないとの方針を示したが、関東軍は東北地方の要地を占領していった。こ
の行動に対して国際的非難が強まり、中国政府が国際連盟に提訴したことか
ら、( 4 )調査団が派遣された。これに対して日本は、1932年1月に邦人
保護を口実とした上海事件を起こして世界の関心を東北地方からそらそうと
し、同年3月に( 5 )を建国して東北地方の支配を既成事実化しようとし
た。( 5 )は溥儀を執政として擁立したが、その実質は日本の傀儡政権で
あり、日本の経済ブロックとなった。10月、( 6 )報告書が提出され、そ
の中で満州での日本軍の行動は侵略であるとし、満州国の国際連盟管理を求め
た。1933年3月、国際連盟は( 6 )報告書を採択するが、日本はこれに反
対して国際連盟を脱退した。
満州国建国直後の1932年5月15日、海軍青年将校らがクーデターを企てて
五・一五事件を起こすが、未遂に終わった。しかし、以後日本では軍部や右翼
勢力が発言力をました。1933年1月、日本軍は熱河を占領して、満州国に編入
した。国際連盟を脱退した日本は、1934年に海軍軍縮条約であるワシントン条
約とロンドン条約を破棄し、軍備拡大を開始した。これによってワシントン体
制は崩壊し、一連の動きによって日本の孤立化は決定的となった。
こうしたなかで、日本は大陸侵略をいっそう強め、1935年に内モンゴルと華
北に侵攻を開始して、侵略地域には傀儡政権をたてて名目上の政府とした。
1936年2月、陸軍青年将校がクーデターを企てて未遂となった( 6 )事件
が起こり、この後、政党政治が崩壊して軍部による支配が強まった。
日本による侵略が続いた中国では、国民党政権が抗日よりも討共に力をいれ
ていたため、内戦が継続した。国民政府は貨幣の統一などを通じて支配を固め
つつあった。1934年、共産党は瑞金を放棄して新たな根拠地を求めて長征を開
始した。1935年1月の遵義会議で毛沢東が党の主導権を確立し、彼は北上抗日
を目標として移動を続けた。1935年8月、共産党はコミンテルン大会の決定に
従って( 7 )を発し、抗日民族統一戦線の結成を呼びかけたが、この段階
では蒋介石はこれを無視した。1936年10月、共産党は延安を根拠地化して長征
を終え、ここを中心に活動を開始した。
日本の侵略に対し、1935年12月に北京の大学生が傀儡政権樹立に反対して一
二・九運動を起こし、これが全国に波及して抗日を求める声が強まった。蒋介
石は相変わらずこれを無視しつづけたが、1936年12月、( 2 )や楊虎城ら
が西安を訪れていた蒋介石を監禁し、蒋介石に内戦の停止と抗日を迫る
( 8 )が起こった。共産党の周恩来が仲介役となって事件は解決し、蒋介
石は統一戦線の樹立を約束した。1937年7月、日中戦争が勃発すると1937年
9月に第二次国共合作が成立して、抗日民族統一戦線が結成された。
華北に侵略していた日本軍は、1937年7月の盧溝橋事件で日中両軍が衝突し
たのをきっかけに、近衛内閣の事態不拡大方針にもかかわらず、宣戦布告のな
いまま全面戦争へと突入した。当初日本は快進撃を続け、その途上で南京大虐
殺といった事件を起こして非難をあびつつ、華北全域と沿岸主要都市を占領し
た。しかし、奥地に移動した中国政府はイギリス・アメリカ・ソ連の支援を受
けて徹底抗戦を継続し、共産党もその拠点である農村地域や山岳地域でゲリラ
戦を展開したため、戦局は泥沼化した。このため戦争は長期化して消耗戦と
なったが、日本軍の占領支配は広い中国のなかで領域支配にはほど遠く、軍需
物資の不足と補給が課題となった。物資不足を解消するべく、日本は後に南進
政策を展開した。1940年、日本は南京に傀儡政権である( 9 )政権を成立
させたが、中国国民の支持を得ることはなかった。
解答
1:張作霖 2:張学良 3:柳条湖 4:リットン
5:満州国 6:二・二六 7:八・一宣言 8:西安事件
9:汪兆銘
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3一問一答
1:戦前、満州に駐留していた日本軍のことを何というか
2:満州国の執政となり、後にその皇帝となった清朝最後の皇帝は誰か。
解答
1:関東軍
2:溥儀
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